コミュニケーションロボットは、さまざまなシーンで活用されています。
ここでは、コミュニケーションロボットはどういった場面で活用されるのかを見ていきましょう。
介護予防に役立つ
心と体を活性化させて健康寿命を延ばす「介護予防」に、コミュニケーションロボットが役立っています。
たとえば、普段あまり喋らない人でも、つい話しかけたくなるような愛嬌のあるロボットとの会話を楽しみにしている高齢者がいるので、口腔機能の向上や認知機能低下予防に効果があるのです。
また、リズムに合わせてダンスを踊っているのを見て、一緒に体を動かしたり手拍子したりすることで、運動器の機能向上やうつ予防、閉じこもり予防にもつながります。
見守り支援
高齢者や子どもなどが自宅でどのように過ごしているか確認する見守り支援にもロボットは活用されています。
コミュニケーションロボットがおしゃべりやカメラで取得した映像をインターネットやクラウドを利用して、家族に送信します。離れた場所でも高齢者などの様子をコンスタントに知ることが可能。
富士ソフトが開発したPARLOは、音声認識技術を利用した会話によって前述の介護予防の役目を果たしたり、内蔵カメラで遠く離れたご家族にインターネット経由で映像を送って見守る機能が備わっています。
PARLOは、レンタルサービスを利用して一般家庭で利用が可能。
NECはコミュニケーションロボット「PaPeRo i(パペロアイ)」を使った見守り支援と生活サポートのサービスを兵庫県で提供しています。
生活支援
モノを拾ったり、運んだりといった生活の支援においても、コミュニケーションロボットは注目されています。
トヨタが実証実験を行っているHSR(Human Support Robot)は、生活における幅広いサポートを行うことが目標。
それだけでなく、健康管理や他のロボットとの連携による活用シーンの拡大も研究されています。
接客や受付役を担う
接客業をはじめとしたサービス業では、至るところでコミュニケーションロボットが使われています。
たとえば、H.I.Sグループが2015年にオープンした「変なホテル」では、接客や受付をする従業員の役割を、すべてロボットが代替。
あるいは、オフィスの受付。オフィスの受付で電話やタブレットで担当者を呼び出す場合に、コミュニケーションロボットが会話で応対をしてくれれば、とてもスムーズにご案内ができます。
コミュニケーションロボットが接客・案内・受付をこなし、当たり前になる時代が来ることも十分に考えられるでしょう。
心の癒やしになる
コミュニケーションロボットをペット代わりに家に置き、心の癒やしとして活用する人もいます。
寂しさを紛らわしてくれたり、話し相手としての役割を担ってくれたり、人によってそれぞれ用途を使い分けることができるのです。
基本的にコミュニケーションロボットは高級。まだまだペット代わりとして気軽に変える価格とは言えないでしょう。
しかし、価格帯が1万円を切るものなど、比較的低価格のものもあります。もちろん、機能面では限定される部分もありますが、コミュニケーションロボットを身近に感じる上では最適です。
ネモフのように、限定される機能をねぼけたようなかわいさとして生かしているコミュニケーションロボットもあります。
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